MESSAGE基金からのメッセージ

中部小児がんトータルケア研究会を名古屋大学医学部附属病院で開催 message

2019.10.4

中部小児がんトータルケア研究会を名古屋大学医学部附属病院で開催
名古屋大学大学院 医学系研究科 小児科学
教授 高橋義行

2019年9月29日(土)に名古屋大学医学部附属病院で「第19回中部小児がんトータルケア研究会」がありました。
私が当番世話人だったのですが、名古屋大学で開催するのは、小島勢二先生以来10年ぶりのことです。

名古屋大学大学院 医学系研究科 小児科学 教授 高橋義行
名古屋大学大学院 医学系研究科 小児科学 教授 高橋義行

 今回は、「小児がん患者・家族のピアサポート」をテーマにして、東京都立小児総合医療センター 血液・腫瘍科の松井基浩先生、東海大学医学部看護学科 教授 井上玲子先生に特別講演をしていただきました。松井先生はご自身が小児がんサバイバーと公言されており、名古屋小児がん基金3周年記念イベントでも話をしていただいた先生です。

東京都立小児総合医療センター 血液・腫瘍科の松井基浩先生
東京都立小児総合医療センター 血液・腫瘍科の松井基浩先生
東海大学医学部看護学科 教授 井上玲子先生
東海大学医学部看護学科 教授 井上玲子先生

 名古屋小児がん基金の運営スタッフでもある斉藤真光さん、山崎仁美さんから、「子どものがん経験者と家族の会 つながる輪」のご発表がありました。

子どものがん経験者と家族の会 つながる輪 代表 斉藤真光さん 子どものがん経験者と家族の会 つながる輪 代表 斉藤真光さん
子どものがん経験者と家族の会 つながる輪 代表 斉藤真光さん

 この会では、小児がんサバイバーの松井先生、小児がん患者の親御さん、それぞれの立場でのピアサポートについて、「つながる」というキーワードが多数発信されたのが私にとってはとても印象的でした。同じ境遇の人同士が「つながる」ことで、必要な情報を得たり、支えあうのに必要なのだとあらためて感じた次第です。

 何事も1つのテーマをみんなで集まって発信しあうと、あるべき方向性が見えてくるものですね。「つながる」をキーワードに、患者さん目線、患者さんご家族目線で必要とされるものを提供できるように一層がんばらないといけないなと思いました。




名古屋小児がん基金・ゴールドリボン
ゴールドリボンは
小児がんへの理解と支援のシンボルです
世界最高レベルの医療をすべての子どもたちに
名古屋小児がん基金は、日本初の地域に根ざした小児がん研究・治療の支援団体として、名古屋大学医学部附属病院(名大病院)小児科が中心となって発足しました。小児がん拠点病院である名大病院で日々進んでいる研究を、目の前の患者さんに活かせる仕組みづくりを進めています。

皆様からいただいた寄付金は、最新の診断方法や治療を小児がんの子どもたちに届けるために使われます。世界最高レベルの医療をすべての子どもたちに届けるため、皆様のご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
寄付する
トップへ
名古屋小児がん基金 NOW LOADING...